おもしろしまペディアブログ

スニーカーマニア

主にファッションとか、競馬とか好きな事を好きなように更新していきます。

スニーカー工場を解雇になった話

どうも!今回は私がスニーカーが好き過ぎてスニーカー製造工場で働いた結果どうなったかってことを書いて行きます。愚痴みたいな記事になると思いますが、すいません

 

スニーカー工場に入った理由

私は今までどんな仕事をしても、嫌になり転職を繰り返していました。

そんな時に思いました。自分の好きな事だったら少々の嫌なことがあっても続けられるのではないか?と

 

とりあえずスニーカー好きだから靴関係の仕事がいいなーと思い探した結果

靴の販売店の店員、靴の製造工場、思い切って自分の店を出すの3つに絞られました。

 

店員はサービス業は合わないって思い断念。

自分の店を出すことは資金がなくて断念。

残ったのはスニーカー工場でした。物を作るのも好きだったし

 

ってことで求人票を探し初めた結果ちょうど良い具合に新しく創業したばっかりのスニーカー製造工場の求人を見つけました。

 

給料は安かったけど自分の好きなことができるし、地元の企業だったので速攻、履歴書を送りました。

面接に行き、靴に対する思いを伝え、運良く採用されました!!

 

工場の内部

運良く採用されて希望に満ち溢れながら工場に行ってみたら、私は呆然としました。

新しくできたばかりの会社で、個人ブランドのスニーカーを生産して海外に輸出してる会社ですが取引先も海外でなんか胡散臭いな〜と思いました。

スニーカーのデザインもかなりダサい!!!!

ダンロップの方がまだマシなぐらいです

 

従業員も全員スニーカーに関する知識もなく私が1番詳しいぐらいでした。

スニーカーをどんどん生産できるほど材料もなく、まさかの生産を制限していました。

もっとスピード上げて作業しろとは良く言われると思いますがまさかの逆の事を言われるとは驚きでした。作業のほとんどが掃除、草むしり、、、

ほんとこの先大丈夫か?って思いました。

 

 

う私が入社した会社はスニーカー工場とは名ばかりで実際は金持ちが思いつきで経営者ごっこをしたくて作った主婦が暇つぶしをするようなコミュニティ・サークルみたいな所だったのです。

 

スニーカーの製造工程

一応、スニーカーの製造工程もありました。

  1. スニーカーのアッパー部の生地を縫製
  2. 縫製してアッパーにラストと言われる型を入れる。
  3. つま先部分に糊を塗る
  4. 吊り込み機でつま先をまとめる
  5. アッパーとソールを合わせてケガキ線を描く
  6. アッパーとソールに糊を塗る
  7. アッパーとソールを接着する

おおざっぱに分けるとこんな感じでした。

まあ、1流の靴製造工場ならもっと難しい作業はあるかもしれませんが

私の入った会社は5流ぐらいなので誰でもできる作業内容だと思います。

(アッパーは生地を縫製がされてある物を輸入、ソールも輸入)

実際には2〜7までが作業です。

 

某国から輸入されてくる材料は問題が多く一つ一つ検査をしなくてはならなく

6割ぐらいの材料がなんらかの不良があるものばかりでした。

私はメイドインジャパンで売るなら輸入せずに日本で生産された物を使うべきだと思ったのですが、そんな金ないようでした。

 

会社生活

ん〜会社って言ってもほとんど仕事しなかったので

遊びに行く感覚で会社に行っていました。

材料を買うお金もないようで限られた材料を長くもたせるために

工場のラインが可動している時でも左1個流れてきて次の右が流れてくるまで5分以上かかっていまして。

作業効率のへったくれもありません。

ボーとしていたり、絵を書いたり、スマホをいじったりして時間を過ごしていました。

そして、材料が無くなると次の材料が輸入されてくるまでは掃除、草むしり

冬はほとんど除雪作業。

春は木材を使ってベンチとか椅子とかいろいろ作りました。何工場?って感じですよね。この頃になるとちょっとやばいんじゃね?って思いはじめました。

 

その日は突然に

ここまで読んで頂けたらだいたいわかると思いますが、そうです。

ある日突然、工場一時停止されるって言われました。

きれいごとです。事実上の倒産でした。

やっぱりな!って感じです。

なにせ出荷したのも1年間で2回しかなくその売上金もほぼ0でしたから、常識的に存続できるわけがありません。

従業員、全員一斉に解雇。私ももれなく解雇され、無職になってしまいました。

 

まとめ

ん〜今回こういった形で会社を解雇され無職になったわけですが、こういうめちゃくちゃな経営をしている会社もあるってことがわかっただけでも、それなりにいい経験でした。

なにより資金も十分になく、思いつきでなんの事業計画も無く人を集めて会社をはじめる事がどれほど迷惑な事なのかって言うのがわかりました。

これは去年から今年にかけてあった本当の話です。私は今現在でも無職で、靴作りを諦めきれない思いが強く靴関係の仕事を模索中です。

 

今回の記事でなにが言いたいのかと言うと結論は

今、起業しようとしている人はもう1度事業計画等に問題はないか?っと確認してほしいです。思いつきで起業するのだけはおすすめしません。

自分だけならまだしも人を集めて使うって事はそれなりの覚悟を持ってください

まあ偉そうに話していますが私もいつかは起業したいなって思っているので自分に向けてのメッセージも含んでいます。

 

以上!!!!